学習の森 中ノ沢渓谷森林公園 by Naoeiの学習帳




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公園観察ルートご紹介

 森林公園「生き物」には、どんなものがあるのだろうか
 樹木の在来種、植栽種、哺乳類、爬虫類、両生類、野鳥など魅力満載、一覧表でお見せします、とてもそのすべてをご紹介できません。
中ノ沢渓谷森林公園の生物一覧表をご紹介、令和3年度自然観察会開催にあたって見直しました。
中ノ沢渓谷森林の生物.pdf
 まだ、この一覧に表示されていない樹木もあります R03.06.15見直up

 写真はいっぱいとってあるのですが、野草は森の小径を歩くとそこここに咲いています、これから少しづつまとめていきますね。
 グリーンハウスに立ち寄ってください、玄関横には、神田管理人が撮影された動物や爬虫類などの写真が貼ってあります。これを見たら子供たちは目を輝やかせて夢中になることでしょうね。
 お山の森の木の学校のツイッター@yamamorikiには、苔に始まり鳥類など多彩な日々遷り変る森林公園の四季が提供されています。森林公園を生活の基盤拠点として、自然を捉える紹介はとても素敵ですよ!
 最近県内各地に熊被害、民家の傍にまで動物出没などがあります。気候条件が変わってきた、彼らの食料となる今年の森の恵み、樹木の実をはじめタケノコ、キノコなどの森林の生産物は不作なようです。気候変動・環境変化がもたらす自然の移り変わりも記録していきたい。
 さらに、そこで生きている動物達の姿も捉えたい。新雪の雪原に動物達の踏み跡を見つけた時、生命の輝きと彼等の躍動を感じます、その新鮮さに感動します。
 お山の森の木の学校ではこの広く大きな森林公園を歩くのに、森林公園の小径10か所に【現在地】の案内図を表示しました。今自分は何処にいるんだろうかと心配になった時の道標(みちしるべ)となります。どんな表示なのかご紹介しますね! 目印の樹木に吊り下げてあります。確認しながら小径の観察歩きをお楽しみください。 森林公園案内地図取付 森の小径
 中ノ沢渓谷森林公園 森の小径の現在地情報案内です 設置 02.06.06
 公園の観察ルートは、一度ではとても見ることはできません。そのルートの目印になる曲り角の樹木、またルートを歩く時に小径沿いで立ち止まって樹を見上げる時その樹木名は何なのか?を識ることが楽しみとなりました。
 「中ノ沢渓谷森林公園 100本の樹木」としてまとめ、公園から頂いた「天然杉と里山の散策マップ」に入れこんでみました。ご覧ください。
中ノ沢渓谷森林公園 100本の樹木.pdf
 中ノ沢渓谷森林公園100本の樹木 R02.11.04up
 今日はこの径を歩きたいなどと思いながら、静かな小径を歩きます、曲り角にはそれぞれ目印になる樹があります。森の小径を歩くと周囲には沢山の樹木があります。
 樹木名がわからない時「この樹何の樹?」と問いかけながら歩きます。
 私はその樹木がわからない時、帰り道で「お山の森の木の学校」の明石代表に訊ねました、また一緒に歩いていただいて、樹木の説明を伺いました。その記録を、下記のように整理してみました。
 この説明だけではとてもすべてを説明することはできませんが。
その1 Fig-1 LR グリーンハウス前の森林公園です
Fig-1 LR グリーンハウス前の森林公園.pdf
その2 Fig-2 グリーンハウスから森の小径入口の樹木です
Fig-2 グリーンハウスから森の小径入口の樹木.pdf
その3 Fig-3 森の小径入口からカツラの広場の樹木です
Fig-3 森の小径入口からカツラの広場の樹木.pdf
その4 Fig-4 熊の子平から見返り橋の樹木です
Fig-4 熊の子平から見返り橋の樹木.pdf
その5 Fig-5 熊の子広場から大杉橋への樹木です
Fig-5 熊の子広場から大杉橋の樹木.pdf
その6 Fig-6 森林公園入口からまみあな橋への樹木です
Fig-6 森林公園入口からまみあな橋への樹木.pdf
その7 Fig-7 まみあな橋からみはらしの丘への樹木です
Fig-7 シャクナゲの丘入口からみはらしの丘への樹木.pdf
その7の2 Fig-7の2 複雑な曲り角の詳細と目印樹木位置図です
Fig-7の2 複雑な曲り角の詳細と目印樹木位置図.pdf
その8 Fig-8 みはらしの丘からせせらぎ橋への樹木です
Fig-8 みはらしの丘からせせらぎ橋への樹木.pdf
その9 Fig-9 快適な尾根道コースの樹木です
Fig-9 快適な尾根道コースの樹木.pdf
その10 Fig-10 展望台の樹木です
Fig-10 展望台の樹木.pdf
その11 Fig-11 よくばりコース モミツガトウヒの小径樹木です
Fig-11 よくばりコース モミツガトウヒの小径樹木.pdf
 

地質の観察

 この2枚の写真をご覧ください。このホームページの表紙を飾る岩村展望台から展望撮影の直ぐ下の斜面を撮ったものです。 岩村展望台 流紋岩溶岩の全容を見る18.03.25.JPG RO2.09.04up 岩村展望台 流紋岩溶岩の全容を見る
 もう一つ、岩村展望台の流紋岩溶岩岩肌を観察しました。 岩村展望台 流紋岩溶岩岩肌
 厳しい風雪にさらされた流紋岩溶岩の岩肌 18.03.25 撮影
 新潟県庁展望回廊から五頭連峰は飯豊連峰の前衛の山として見ます、新潟バイパスで北に向かう車窓から五頭の春夏秋冬を見ます。一方、新発田側から五頭連峰の断面を見ることができます、形は「への字型」です。 への字を想像してください、五頭山は出湯側斜面はなだらかに新潟平野に下りますが左側の通称裏五頭は急勾配の落ち込みを見せます。この非対称な地形は何だろうかと何時も思いながら見ていました。 この解はネットからもたらされました。日本海東縁プレート境界の地震地学、新潟の地震を考える河内一男氏の報告でした。「平野周縁の変動地形の項に、五頭山塊の逆断層地塊の模式図が表示されていました。 越後平野周辺の傾動地塊。西側が緩く、東側が急な非対称山塊は、西側が東側に突き上げる逆断層運動の蓄積によって形成されたと考えられる。」と説明がありました。
 裏五頭天然杉に集う会の大橋さんから地質図naviが勉強に有力という情報をいただきました。早速に、地質図naviを開いたところ、その情報量の大きさと調べれば調べるほど興味は増します。まず、中ノ沢の全体地形(大きく見ると東蒲原の地形の特徴とも言える)では矢鱈に丸く尖った突起が 目立ちます。これはなんだろうと漠然と感じていました。このことに地質図naviは疑問の解を示してくれました。個々の場所における地質、岩質は何なのかを確認するため地質図Naviから情報を得て現地を歩きました。このホームページの表題に使っている写真は、岩村展望台からの裏五頭のパノラマ展望です。 その岩村展望台へ立つときも地質図Naviに現地の情報を加筆したものを印刷して持ち歩き、裏五頭のパノラマを展望しました、その美しさと共に大地を創った自然に感動しました。そして中ノ沢渓谷森林公園の案内パンフレットにある地図に撮影した写真とともに落とし込んでみました。ご覧ください。
 検索した地質図naviです。出典:産総研地質調査総合センターウェブサイト。その内容をご紹介しますね。 地質図Navi検索
 この図だけでは現地が分からないので、説明を加筆して持ち歩きました。 地質図Navi検索拡大 説明加筆
 五頭山は花崗岩の山と思っていましたが、裏五頭は活断層を境に地質が変わっていることもわかりました。地質図Naviに位置等説明を加筆して、地質・流紋岩の観察をしながら公園を歩きました。
 中ノ沢渓谷森林公園の地質と流紋岩の観察
 中ノ沢渓谷森林公園の地質と流紋岩の観察
 技術士応用理学部門の方に上記の岩質について訊ねました。「地質図では、流紋岩火山砕屑岩(M1v)の分布する地域に、流紋岩溶岩・貫入岩(M1r)が点在する分布形態をとっています。これは、新第三紀の火山地帯の特徴で、地面から噴火した火口 及びその近傍の溶岩が流れたところが流紋岩溶岩・貫入岩(M1r)で、噴火の際に火山灰や火口周辺の岩が吹き飛ばされたものが堆積してできた広いエリアが、流紋岩火山砕屑岩(M1v)の分布域ということです。したがって、この境界部は20万分の1の地質図ではだいたいこんな感じかなとい う程度で描かれています。地形的に見ますと、流紋岩溶岩・貫入岩(M1r)の方が硬いので、山を形成し、流紋岩火山砕屑岩(M1v)の分布域はこれよりも軟らかいので少しなだらかな地形を形成します。」  とのコメントをいただきました。これからも地質図Naviと貴重な自然の財産を大切に勉強したいと思っています。

Copyright © 2019 学習の森 中ノ沢渓谷森林公園 by NAOEIの学習帳 All rights reserved.
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